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人権とは

同和問題(部落差別)

 私たちは、本来、一人ひとりが幸せを求めている「個人」として尊重されるべきであり、その人の住所や出身地などの違いによって差別を受ける理由は何らありません。
 しかし、「同和地区」あるいは「被差別部落」という呼称で、住んでいる地域や出身を理由に差別をし、就職や結婚などといった、人生における重要な権利を侵害するという「同和問題」=「部落差別問題」が存在します。
 「同和地区」「被差別部落」はかつて日本社会の歴史的過程の中で作られた身分差別により職業や住む場所など生活のあらゆる面で厳しい制限をうけ、経済的・社会的・文化的に低い状態に置かれた地区であり、そもそも特別な人々や地区が存在していたわけではないのです。
 日本国憲法の制定により、平等の原則は保障されましたが、今なお、差別や偏見が完全に解消されたとは言えないのです。
 差別には、心理的差別と実態的差別があり、心理的差別は、「同和地区住民」「被差別部落住民」と称された人々との交流や結婚を阻んだり、落書きなどの文字や言葉で相手を傷つけたりするもので、心の奥底に存在しているものです。
 また、実態的差別とは、生活環境面が悪かったり、差別により職に就けず生活そのものが不安定だったりすることです。
 実態的差別は、旧特別措置法及び「地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」(平成十四年三月失効)での公営住宅の建設をはじめとする各種の事業により、徐々に解消されて来ました。
 しかし、心理的差別は、「差別をしてはいけない」という意識は広まっているものの、知識としての理解にとどまり、具体的な行動において十分現われていないことが大きな課題です。
 私たち一人ひとりが、この「同和問題」、「部落差別問題」について深く学習し、正しい認識を持って「差別をなくす」取り組みを進めることによって、明るい人権尊重社会にしていきましょう。

■分野別人権問題への取組

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