犯罪被害者等に関する人権問題
誰もがある日突然、犯罪に巻きこまれ被害者となってしまう可能性があります。決して他人ごとで済まされるものではありません。
犯罪被害に遭われた方やその家族(以下、「被害者」という。)の多くは、犯罪そのものによる被害のみならず、捜査や裁判等で時間的制約や精神的ストレスを受けたり、取材などで平穏な私生活が侵害されたり、事件の記憶に苦しめられて仕事も手につかず、結果として職を辞めざるを得なくなるなど、様々な二次被害に苦しんでいます。
しかしながら、これらの問題は、被害者だけの力で解決することは難しく、多くの社会的支援が必要となります。
そこで、私たち一人ひとりにできることは、被害者の置かれた現状を十分に「理解」し、被害者の心に「寄り添い」、被害者の視点で「支えていく」ことです。
被害者が、一日も早く、住み慣れた地域で、平穏な生活を取り戻していくために、身近に暮らす住民が率先して支援の輪を広げなければなりません。
そして、すべての人が安心して暮らすことができる『犯罪のない明るい地域社会』を作っていきましょう。
■分野別人権問題への取組